My自治会
- クライアント名:
- 大東建託株式会社
- 実施時期:
- 2021.2 - 2021.6
- 担当領域:
- プロジェクトデザイン
サービス価値設計
UXUIデザイン
プロトタイプ作成
自治会の活動DX
回覧板アプリの開発|大東建託
町内会や自治会などは、地域住民の親睦や防犯、防災活動などの場として、生活のすぐそばにある存在でしたが、昨今では若い人や集合住宅に住んでいる人などを中心に、「あまり活動に関与したくない」との思いから、加入率は低くなっています。
しかし、ちゃんと活動を内容を知ることができれば、実は有用な情報があったり、地域との繋がりを強めることで緊急時の連携にもつながるなど、メリットは多いものです。
もっとたくさんの人に町内会・自治会に参加してもらい、盛り上がって欲しい。そういった思いを、大東建託さんの全国への強いネットワークを活かして実現するアプリケーションの価値設計とUXUIデザインおよびプロトタイプ作成を支援しました。
大東建託様の課題
- 現在考えている自治会向けアプリの構想があるが、そもそもこのアイデアで進んでいいのか確信がない
- アプリ開発する前に、アイデアを具現化して、自治会のみなさんに受け入れられるかを知りたい
NEWhの提案
- 現在のアイデアを一度顧客視点で見直し、どんなところが中心価値になるかを改めて設計する
- サービスデザインの手法を用いて考え直したアイデアを、プロトタイプとして形にし、顧客にぶつけて受け入れられるかの調査までをサポート
実施結果
大東建託様が当初考えていたアプリ構想をベースに、ユーザーインタビューを行いながら、現状の町内会・自治会にある課題の整理を改めて行い、本来的に住民が解決したいと思っている課題を抽出。そこから中心価値を再設定。
また、PJメンバーが納得感と共通認識を持って開発を進められるよう、中心価値設計の段階でインタビュー向けにUIの制作を行った。
その後設計した価値を中心に機能設計を行い、実際に年内にベータ版リリースまでをSun*の開発チームが行うなど、コンセプト部分から実際の開発までシームレスにつながるようなプロセスを実施した。
TEAM
NEWh's EYE
チームとしてのチャレンジ・
得られた知見
Service Designer:
北村
社の枠を超えてSun*と連携して、サービスアイデアから開発までを一気に繋げて行うということもあり、UIデザイナーの方にもサービス開発プロセスに入っていただいたり、サービスデザイナーの自身が基礎機能の設計をしていくなど、それぞれの本来の職能を少しずつ広げながらPJを進めることができ、メンバーそれぞれのスキルアップにもつながる仕事でした。
Project Manager:
木下
PJキックオフの際、大東建託様から「地域を支える自治会の役に立ちたい。再び地域が盛り上がっていくきっかけになるようなサービスを作りたい」と伺った時、とてもワクワクしたことを覚えています。
ちゃんと使ってもらえて、役に立つサービスを。その実現のために、自治会の役員や地域住民、さらに自治体の方々までスコープを広げ、自治会の現状や課題を掘り下げることにこだわりました。
Client Review
お客様の声
大東建託株式会社
長尾様
自治会の課題発掘で、お客様の視点で考え、新しい問いを発見したNEWhメンバーからお客様へのインタビューにとても感謝しています。また、自治会に必要な要素を考え、作り出したワークショップは貴重な体験で、今後に活かすことができます。システム作りは、人とのコミュニケーションが重要と再認識できた、良い機会でした。