Value Design Syntax® ワークショップ
- クライアント名:
- 株式会社リコー
- 実施時期:
- 2024.8〜2024.11
- 担当領域:
- 事業開発壁打ち支援
VDSワークショップ

Value Design Syntax® ワークショップ|株式会社リコー
リコーは、1936年に創業し、オフィス向け複合機やプリンターをはじめ、デジタル印刷、光学機器、産業ソリューションなどを提供しています。特に、ドキュメントソリューションやDX(デジタルトランスフォーメーション)領域に強みを持ち、クラウドサービスやAI技術を活用した業務効率化支援も展開。国内外に広がるグローバルネットワークを活かし、環境負荷低減やサステナビリティ経営にも注力しています。
今回は、リコーのデザイン部門メンバー向けの研修として、NEWh独自の事業構想フレームワークValue Design Syntax®/バリューデザイン・シンタックス®(以下、「VDS」)の使い方を、実践を通して学ぶ全7回のワークショップを実施しました。
クライアントの課題
- デザイン部門のメンバーが、事業構想を考えるスキルを強化したい
- VDSの考え方や使い方を学び、使えるようにしたい
NEWhの提案
- VDSの考え方や使い方を座学と実践で学び、事業構想をチーム全員で考えるスキルを身につける
実施結果
VDSについて、チーム全員が概要を学び、理解を深めるための講義を実施。そのうえで、他社のビジネス事例をもとに各メンバーがVDSに事業構造を実際に記載し、その言語化の粒度や全体のつながりなどをチーム全体で議論して、理解の促進を図った。
その後、自社の事業をテーマとして、同様にVDSを書き、事業を分解、構造化。VDSのフレームで議論をすることで、自社事業の強みポイント・弱みポイントを明確にすることができ、次につながる議論を実施できた。
ワークショップ後は、実際に社内のプロジェクトでVDSを使って整理して見えてきた課題や、VDSのさらなる活用に関する相談や事業開発に関する相談を受けながら、一緒に考える機会を提供した。

TEAM
NEWh's EYE
チームとしてのチャレンジ・
得られた知見
Director:
吉田
VDSが徐々に世の中に浸透してきている中で、VDS活用のご相談をいただく機会が増えてきています。
リコー様は実際にVDSを実践レベルで活用されることを目指していただいていましたので、そのご支援ができるように、実際のリコー様の事業をもとにしたVDSのワークショップを実践しました。
Client Review
お客様の声
株式会社リコー
プロダクトUXデザイン室
UXデザイナー
林田 綺菜 様
事業検討の場では、リーンキャンバスなどのフレームワークを用いる機会が多いものの、「誰の、どのような課題に対する価値提供なのか」という視点が曖昧なままビジネス検討が進んでしまうことがあり、課題に感じていました。
その点、バリューデザイン・シンタックス®は、ユーザーの課題や価値をマクロ/ミクロの視点から丁寧に掘り下げることから始まり、最後までコンセプトを見失うことなくサービスを構想できる点が画期的でした。また、事業のフェーズが日々変化する中で、メンバー間の認識のずれを確認できるツールとしても機能し、まさに「かゆいところに手が届く」実用的なフレームワークだと感じました。
研修では、講師の吉田様に何度も壁打ちの機会をいただき、実践的に活用できるスキルを身につけることができました。貴重な学びの機会をありがとうございました。